モーニングアフターピルは、避妊に失敗した場合に、緊急手段として服用するピルです。たとえば、コンドームのトラブルで精子が膣内に入ってしまった、などの場合に行われます。
 

ヤッペ法

通常、セックスの後、72時間以内に緊急措置として行われます。海外では1970年頃から行われていてYuzpe（ヤッペ）法と呼ばれています。日本では、ホルモン配合剤を利用して、医師の自己責任の下に行われてきました。
 
プラノバール配合錠という、中容量のピルを2錠、セックス後72時間以内に服用し、さらにその12時間後に2錠服用します。
 

レボノルゲストレル

レボノルゲストレルという成分を含むノルレボ錠を利用する方法です。やはり、セックス後72時間以内に2錠服用します
 
モーニングアフターピルは、100％とは言えないまでも、高確率で避妊することができる方法です。しかし、通常のピルよりも、吐き気や嘔吐といった副作用が出やすいです。この副作用は薬の効果には関係ありません。緊急措置としてピルを投与するため、その後の生理サイクルは乱れます。また、子宮外妊娠、血栓症などを過去に患ったことのある人に対しては投与することができません。